ほとんどのスキンケア商品に使われている保湿成分。セラミド、ヒアルロン酸などいろいろなタイプの保湿成分があります。今回はこの保湿成分について調べてみました。それぞれの保湿成分を理解して、効果的なスキンケアを行いましょう。
保湿成分っていったい何?
肌の潤いを保つ保湿成分。成分によって水分の保ち方、働き方が違います。自分の肌に合った保湿成分を使うことが大切です。
セラミド、潤いを保ちバリア機能を高める!
セラミドは肌の一番外側、角質層に働きかける保湿成分。水分を挟み込んで保湿します。角質層に水分だけでなく油分も閉じ込めます。この働きが肌を守るバリア機能を高めるだけでなく、肌内部に潤いを閉じ込め、肌の乾燥を防ぎしっとりとした肌をつくります。
ヒアルロン酸、水分を蓄え、細胞同士のクッションとなる!
ヒアルロン酸は肌の内部に水分を抱え込み、蓄える働きがあります。そしてその水分は細胞と細胞の間にゼリー状になり、肌を守ると共に、弾力とハリを与えます。潤いのあるふっくらとした肌にしたいのなら、ヒアルロン酸です。
コラーゲン、たんぱく質の一種、肌に弾力を与える!
コラーゲンは私たちの体の中にある保湿成分、角質層の内側や、真皮層に含まれており、肌に弾力を与えると共に、水分を抱きかかえます。コラーゲンは年齢と共に減少していきます。肌の老化による乾燥に効果をあらわします。
エラスチン、コラーゲンの繊維を束ねて、ハリを保つ!
エラスチンはコラーゲンと一緒に取ることで、優れた保湿機能を持っています。肌の角質層まで素早く浸透、抹消血流を維持し潤いを保ちます。
保湿成分をしっかり閉じ込めるスキンケアの方法は?
せっかく高い保湿成分が含まれたスキンケア商品を使っても、正しいケアの方法を知らなければ、潤いは逃げ出し肌が乾燥してしまいます。
肌のバリア機能で保湿成分をしっかり閉じ込める
せっかく保湿成分で肌に潤いを与えても、肌のバリア機能が低下していると、角質層に隙間ができそこから水分や保湿成分が蒸発していきます。肌の潤いを保つために、化粧水や美容液で保湿成分を肌に浸透させた後、油分を含んだ乳液やクリームでしっかりと蓋をすることが大切です。これが保湿成分を逃がさないケアに繋がります。
クレンジングでも保湿を考えて選ぶ
お化粧を落とすためのクレンジング、界面活性剤を使っているクレンジングはバリア機能を刺激し、肌の保湿成分が乾燥してしまいます。保湿成分は肌に潤いを与えてくれます。しかし正しいケアの方法を知らないと、せっかくの保湿成分も潤いを保つ事はできません。
保湿成分をしっかり保ち、潤いのあるふっくらとした肌を手に入れましょう。