年と共に衰えて行く老化現象に対する対策、アンチエイジング。ほんのちょっと食習慣を変えるだけで、このアンチエイジングを効果的に行えるようになります。今回は食習慣をどのように変えれば良いのか?調べてみました。
アンチエイジング、避けたい食習慣
老化は体が「酸化」や「糖化」することでAGE(糖化最終生成物)という老化促進物質が体にたまり、老化を進行させます。AGEが体内に溜まると、肌、髪の毛、骨、血管や臓器など全身の老化につながって行きます。
口にするものを選ぶ、順番を考える、そしてどのくらいのカロリー量を取れば良いか?チェックしてみましょう
アンチエイジング対策で避ける食べ物、飲み物
老化を早める食べ物にはどんなものがあるでしょうか。ソーセージやハムなどの加工肉、揚げ物の様に油を使い、高温調理した食品、簡単に食事ができるファーストフード、そして菓子類や清涼飲料です。
避けたい食べ物 加工肉
ハムやソーセージは長期間保存できるようにするために、水分を除去するために糖質とたんぱく質が結合しやすくなり、AGEが高くなります。
避けたい食べ物 揚げ物
豚カツや唐揚げなどおいしい揚げ物。揚げ物は高温の油で調理する際にAGE量が急激に高くなります。その結果老化の原因になる「糖化」が行われてしまうのです。古い油が使われると、「糖化」も「酸化」しやすくなるので注意が必要です。
「糖化」を避けるためにとんかつには千切りキャベツなどの植物繊維、唐揚げには抗酸化作用があるレモンが添えて頂くようにしましょう。
避けたい食べ物 ファストフード
ファストフードには脂質、糖質、そして食品添加物として多くの保存料が含まれています。それでいて植物繊維やビタミンはほとんど入っていません。
早く食事ができるので便利ですが、できれば避けたい食べ物です。
避けたい食べ物 菓子類、清涼飲料水
小麦粉と砂糖で作られたお菓子類は、少量ででも多くの糖質を含んでいます。そしてソーダやジュースなどの清涼飲料には通常の糖に比べて、10倍もの速さでAGEを作る人工甘味料が使われています。
ソーダやジュースの代わりにカテキンを含んでいる抹茶ドリンクなどに変える事で、老化を防ぐだけでなく、免疫力も高めます。
食生活でアンチエイジング、食べる順番
食生活でアインエイジング、今度は食べる順番です。
- 植物繊維の多い野菜類
- たんぱく質が多い肉や魚
- 炭水化物である御飯やパン
この順番で食べる事で、血糖値の急上昇を避ける事ができます。食事はゆっくり噛みながら楽しむと、活性酸素の育成を減少させる働きがあります。
食生活でアンチエイジング、カロリー摂取量
老化防止に必要なサーチュイン遺伝子、この遺伝子は活性酸素を取り除く働きがあるために、アンチエイジングが効果的に行えます。1日推定エネルギー必要量から30%程度のカロリー減のカロリー量の食事をすると、このサーチュイン遺伝子が活性化します。
成人男子が必要とする1日のカロリー量は2100から2700カロリー。なので理想的なカロリー数は約1500から1900カロリーになります。
また成人女性が必要とする1日のカロリー量は1400から2000カロリー。なので理想的なカロリー数は約980から1400カロリーです。
老化を止める事はできませんが、食習慣をちょっと気を付ける事で、遅らせる事は可能です。気になる方はぜひ試してみて下さい。